2022 年度 環境科学基礎プログラミング
<科目番号>45034500
<担当者>高須夫悟(環境科学コース)
<学年>1回生 前期
<目的概要>計算機を環境科学の様々な分野で活用するために必要となるC言語プログラミングの基礎を習得する。受講生は講義と平行する「環境科学プログラミング演習」で講義内容を実習・実践することができる。
<授業計画>具体的には以下の通りである。
- プログラミングの概念
- プログラミング言語の基礎
- C 言語の基本的な構文、プログラムとデータの基本的な構造。
- プログラミングサイクル
<成績判定>学期末試験による。また2回程度小試験を行う。小試験の成績が悪い学生については別途特別補修を実施する。
<参考書>明解C言語 入門編 柴田望洋著 ソフトバンク
授業で用いたスライド中の問題のサンプルプログラムをここで公開します。8月5日(金)の試験に向けて復習してください。同じ動作をするプログラムは何通りも書けます。参考として活用してください。2022/7/15
2020年度にコロナ禍のため遠隔授業を行った際の補足教材としてオンデマンド動画を用意しました。こちらから視聴可能です(学外からはアクセス制限をかけています)。参考にして下さい。
C言語習得の心得
プログラミング言語の習得は英語、ドイツ語といった外国語の修得に通じるところがあります。自由自在に C 言語プログラムが書けるようになるためには、基本的なC言語の文法を習った後に、どれだけたくさんプログラムを書いたか(どれだけたくさん外国人と話をしたか)が大切になります。講義と演習は週に 1 回で、そこで紹介するプログラムも演習で作成するプログラムも数が限られています。しかし、みなさんには毎日必ず1つプログラムを書くことをおすすめします。
計算機は人間のように賢くはないので、処理手順を逐一プログラマがプログラムとして指示してやる必要があります。自然科学を含むあらゆる分野で計算機を用いたデータ処理・シミュレーションは無くてはならないものになっています。本講義・演習を通じてC言語を用いて様々な処理ができるようになってください。
講義予定(講義で用いた資料を pdf 形式にて配付します)
- 1. 4/15 理学部G棟計算機システムの利用について。並びに初回ガイダンス。プログラミングサイクル、コンパイル、言語処理系、printfによる標準出力 資料1
- 2. 4/22 変数と変数の型、整数型、倍精度型、scanfによる入力、型変換 資料2
- 3. 5/6 条件判断 if文 資料3
- 4. 5/13 復習(整数型、倍精度型の値の入出力、if文)、手持ちPCへのC言語処理系のインストール(演習)
- 5. 5/20 条件判断 switch文、文字型、文字コード 資料4
- 6. 5/27 繰り返し分 for文 資料5
- 7. 6/3 繰り返し while文、do文 資料6
- 8. 6/10 繰り返しの応用 break文、continue文 資料7
- 9. 6/17 これまでの復習(変数の型 int, double, char, 入出力 printf, scanf, getchar(), putchar(), 条件判断 if, switch, 繰り返しfor, while do)資料
- 10. 6/24 配列とアドレス 資料8
- 11. 7/1 配列と文字列 資料9
- 12. 7/8 関数 資料10
- 13. 7/15 関数の再帰定義、ポインタ 資料11
- 14. 7/22 マクロ、ファイル操作 資料12
- 15. 7/29 総合演習の予定
- 16. 8/5 学期末試験
2022/5/24
更新
takasu "at" es.nara-wu.ac.jp