平成 27 年度　環境科学基礎プログラミング

＜科目番号＞45034500

＜担当者＞高須夫悟（環境科学コース）

＜学年＞１回生　前期

＜目的概要＞計算機を環境科学の様々な分野で活用するために必要となるC言語プログラミングの基礎を習得する。受講生は講義と平行する「環境科学プログラミング演習」で講義内容を実習・実践することができる。

＜授業計画＞具体的には以下の通りである。

• プログラミングの概念
  • コンピューターの仕組み
  • プログラミング言語
• プログラミング言語の基礎
  • C 言語の基本的な構文、プログラムとデータの基本的な構造。
• プログラミングサイクル
  • 編集、コンパイル、リンク、実行、デバッグ、再編集

＜成績判定＞学期末試験による。また2回程度小試験を行う。小試験の成績が悪い学生については別途特別補修を実施する。

＜参考書＞明解C言語　入門編　柴田望洋著　ソフトバンク

Ｃ言語習得の心得

プログラミング言語の習得は英語、ドイツ語といった外国語の修得に通じるところがあります。自由自在に C 言語プログラムが書けるようになるためには、基本的なＣ言語の文法を習った後に、どれだけたくさんプログラムを書いたか（どれだけたくさん外国人と話をしたか）が大切になります。講義と演習は週に 1 回で、そこで紹介するプログラムも演習で作成するプログラムも数が限られています。しかし、みなさんには毎日必ず1つプログラムを書くことをおすすめします。

計算機は人間のように賢くはないので、処理手順を逐一プログラマがプログラムとして指示してやる必要があります。自然科学を含むあらゆる分野で計算機を用いたデータ処理・シミュレーションは無くてはならないものになっています。本講義・演習を通じてC言語を用いて様々な処理ができるようになってください。

講義予定（講義で用いた資料を pdf 形式にて配付します）

• 4/14　理学部G棟計算機システムの利用についてのガイダンス
• 4/21　プログラミングサイクル、コンパイル、言語処理系、printfによる標準出力　資料1
• 4/28　変数、整数型、scanfによる入力　資料2
• 5/12　型変換、条件判断 if文　資料3
• 5/19　条件判断 switch文、文字型、文字コード　資料4
• 5/26　繰り返し分 for文　資料5
• 5/27　繰り返し while文、do文　資料6
• 6/2　理解度確認テストを実施する。範囲は、変数の型、入出力、条件判断 if文・switch文まで。繰り返しの応用 break文、continue文　資料7
• 6/9　配列とアドレス　資料8
• 6/16　文字列と配列、文字列操作　資料9
• 6/23　復習
• 6/30　関数　資料10
• 7/7　 関数の再起定義、ポインタ　資料11
• 7/14　ファイル操作と前処理　資料12
• 7/21　構造体の定義、分割コンパイル
• 7/28　学期末試験

2015/4/14 更新

takasu@ics.nara-wu.ac.jp