<科目番号>4504600
<担当者>高須夫悟、野口克行、瀬戸繭美(環境科学コース)
<学年>1 回生 前期
<目的概要>「環境科学基礎プログラミング」に対応する演習である。環境科学基礎プログラミングで講義するC言語を用いて、実際にプログラムを書き、実行することを通じて環境科学基礎プログラミングの講義内容を深く理解することを目的とする。受講生はPC上でプログラムを作成してコンパイルし、プログラムの動作を確認することでC言語プログラミングを実践する。
受講生はLinux端末を用いてでプログラムを作成してコンパイルし、プログラムの動作について理解することになる。また、そのために必要な Unix コマンド、エディター、コンパイラー、及びディバッガなどについても説明する予定である。
本学では5月7日(木)に授業を開始するものの、現時点では5月末まで対面授業ができない状況にあります。環境科学基礎プログラミング演習は計算機実習室G401のPC端末を用いた演習であるため、遠隔授業の実施は極めて困難です。環境科学基礎プログラミング演習は緊急事態宣言が解除されてG401での対面授業が可能となった後に、金曜日3-4コマ目 13:00-16:10に集中的に実施する予定です。
その間、学生諸君においては手元にPC(Windows/macOS/Linux)がある場合、C言語プログラミング環境を整備することをおすすめします。無料のソフトウェアパッケージをインストールすることで、C言語ソースプログラムの作成のためのエディタ、ソースプログラムをコンパイルするCコンパイラを手元PCに整備してください。
環境科学基礎プログラミング演習(金曜4コマ目)の対面授業を、6月19日(金)から開始します。
大学に来ることができる学生だけで結構ですので、6月19日(金)4コマ目 14:40- 16:10にG401に集合して下さい。なお、入構時には必ずマスクを着用して下さい(マスクが無いと構内には入れないかもしれません)。
なお、当日3コマ目(13:00- 14:30)の環境科学基礎プログラミングは従来通り遠隔授業で行います。計算機実習室で遠隔授業の視聴が可能ですが、台数に限りがあるので、ラップトップ・タブレットを持っている学生は持参し、学内wifiに接続して遠隔授業に参加して下さい。
また、6月19日(金)から大学に来れない学生は別途、遠隔で環境科学基礎プログラミング演習の対応をする予定です。無理をして大学に来る必要はありません。
2020年6月3日掲示 高須夫悟
大阪・京都・兵庫などで新型コロナウィルス感染者が増加しつつあります
環境科学基礎プログラミング演習(金曜4コマ目)の対面授業を6月19日から開始しましたが、通学中の感染が心配な学生は無理をして対面授業に参加する必要はありません。
環境科学基礎プログラミング演習は、金曜3コマ目の環境科学基礎プログラミングの講義を演習形式で確認するものです。対面授業に参加できない学生は、各自手元のPC(Windows/macOS/Linuxなど)にC言語処理系+エディタをインストールし、講義で学んだことを自分で確認しておいて下さい。
7月17日(金)移行も大学に来ることが出来る学生を対象とした対面授業を継続しますが、無理を押して参加する必要はありません。質問当あれば直接メールで問い合わせて下さい。
2020年7月14日掲示 高須夫悟
2020年度環境科学基礎プログラミング演習
本授業の受講生は、実習室での対面授業に参加出来る・出来ないにかかわらず、C言語処理系を持つ計算機を用いて、下記の内容を理解・実践できるようになること。
環境科学基礎プログラミング演習の成績は、C言語プログラムの提出、で判定します。8月末にいくつか課題をメールで送るので、この課題を解くC言語プログラムを指定時間内に提出してもらいます。詳細は別途指示します。
2020年6月26日掲示 高須夫悟
課題内容(2020年8月3日修正)
1. printf文を用いて任意の文字列リテラルを表示(標準出力)できること。
2. 整数型、倍精度型、文字型の変数を宣言し、scanfを用いて標準入力(キーボード)から入力できること。prinf文で用いる「書式」を正しく理解し、文字列の中に変数値を埋め込んで出力できること。 例えば、整数値/実数値/文字定数を読み取り、そのまま出力するプログラム。scanfで複数の値を読み込む際の書式(空白区切りなど)といった細かなことは気にしなくても良い。
3. getcharを用いて文字定数の文字コードを読み込み、printfまたはputcharを用いて出力できる。 例えば、文字定数(1文字)を読み取り、そのまま出力するプログラム。
4. if文を用いた条件判断が出来る。 例えば、整数値を読み取り、奇数か偶数かを判定するプログラム。if文の中にif文を含むことで(2分岐を複数組み合わせることで)、任意の条件判断が記述できるかどうか。
5. switch文を用いた多分岐の条件判断が出来る。 if文とswitch文の違いを理解できているかどうか。
6. for文を用いた所定回反復を理解する。for文で用いる繰り返し変数の変化を理解する。 例えば、1からnまでの数列の和が計算できる。
7. while文とdo文を用いた不定回反復を理解する。 例えば、for文をwhile文に書き直すことが出来る。中断文字 Ctrl-D の入力があるまで繰り返して整数値を読み込むプログラムが書ける。中断文字 Ctrl-D の入力があるまで繰り返して文字定数を読み込むプログラムが書ける。
8. for, while, do文と条件判断を組み合わせた複雑な処理が出来る。 例えば、与えられた自然数を素因数分解できる。2つの整数の最大公約数を求めることが出来る。
9. 配列を理解する。 整数型、倍精度型、文字型の配列を宣言し、各要素への値の代入、各要素の出力が出来る。 例えば、行列の計算が出来る。文字列リテラルと文字型の配列の関係を理解する。
10. 関数定義を理解する。 自分の関数(引数有り・無し、戻り値が有り・無し)を定義できる。 簡単な再起定義が出来る。
11. マクロ、ファイル操作を理解する。 マクロの定義が出来る。ファイルを開き、ファイルに値を書き込む、ファイルから値を読み込むことが出来る。
新・明快C言語(柴田望洋著)1-11章に載っているプログラムをすべて実行し、プログラムを改変して動作を確かめておくこと。
以上
<授業計画>「環境科学基礎プログラミング」の講義の進行状況と同調して演習を行う。
<成績判定>課題プログラムの作成を適宜課す。また、学期末にLinux端末を用いたプログラミング実習の試験を行い、総合的に成績を判定する。
<参考書>明解C言語 入門編、明解C言語 柴田望洋著 ソフトバンク
環境科学基礎プログラミング演習の試験を 8月??日(?)14:40- 16:10、G401にて実施する予定。演習の試験は、その場でプログラムを作成する実技試験である。作成したプログラムは試験時間内にメールで提出。60点に満たない学生は不可。来年度再履修となる。
takasu "at" es.nara-wu.ac.jp