日本鳥学会 2004年度大会 English
公開シンポジウム日程
公開シンポジウム 「托卵鳥と宿主の相互進化」 鳥類の育児寄生(托卵)では、托卵する側とされる側とで互いの繁殖成功を賭けた激しい攻防が起こっています。より効率良く托卵を遂行すべく、托卵鳥はどのような形質・行動を進化させてきたのか?これに対抗して、より効率良く托卵を排除すべく宿主達はどのような進化を遂げてきたのか?最近の研究は、精緻かつ驚くべき両者の関係を明らかにしています。本シンポジウムでは国内外の托卵研究者を交え、托卵研究の最先端を紹介した後、托卵という興味深い行動について聴衆を交えたディスカッションを行いたいと思います。 本シンポジウムでは、2 つのスクリーンを用いて日本語・英語による同時プレゼンテーションを行う予定です。またディスカッションでは通訳(多少の時間遅れ有り)も検討しています。皆さまこぞってご参加ください。 S1 鳥類の育児寄生−托卵−を巡る諸説 S2 Common Cuckoo parasitism in Europe: behavioural adaptations, arms race and the role of metapopulations S3 The enigma of imperfect adaptations in hosts of avian brood parasites S4 日本のカッコウの行動・卵擬態・遺伝構造 S5 Deception and manipulation by cuckoos in the nest 総括 樋口広芳(東京大・農) 連絡先 〒630-8506 奈良市北魚屋西町 takasu@ics.nara-wu.ac.jp |
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